健康をマネジメントする専門家
Physical & Mental care / Wellness Program
健康経営とは? ー未来の健康投資ー
「健康経営」は、従業員の健康増進を経営課題として位置付け、「健康保持や増進を目的とした企業側の積極的な取り組みは将来への投資である」という考え方であり、アメリカの臨床心理学者、ロバート・ローゼン博士が著書『The Health Company』において提唱した概念に基づいます。
従業員の健康づくりへの「投資」は、相応の「リターン」として、「生産性向上」「業績向上」「従業員の活力向上」「組織の活性化」「企業価値向上」「採用時の応募数増加」などが期待されており、先進的に健康経営取り組む企業からすでに実感しているといった話もあります。
健康経営は、企業を成長させる重要な鍵なのです。従業員の健康な心身は高めることができるものであり、従業員は成長する最も価値の高い資産となります。
私たちは、従業員の心身状態を調べる方法として、人体の知識に加え、睡眠・ストレス関連の論文の知見に基づくアンケートを作成し、その結果を元にヘルスケア・プログラムの提案を行います。
個人の健康管理では、健康的な心身作りの成果を得ることは難しく、企業が組織として、労働環境を整えるための組織的な健康戦略が必要であり、常に状況に合わせた取り組みを行い、継続しなければならないと考えています。
人と会社の健康は、まずは楽しく、地域社会とふれあい、生きがいをもった生活の上で社会の役に立つことです。また、企業としての健康は、社会的立場が安全であり、健全な精神を保てることにあることです。人と企業の健康が更なる社会としての成長につながります。
心身の機能回復支援の専門家が見る健康とは
体調が悪くなってからの回復には時間を要します。例えば「風邪を引く」と回復までに7ー10日かかり、生産性低下の社会的損失として44,270円ほど言われています。日本人は平均して2回ほど風邪を引くとされているので約9万円の経済損失を生み出してしまうことになります。本格的に体調を壊してしまっら・・・と考えると、企業への影響は大きいです。
日本では、労働者の健康を守る制度して法定健康診断制度があります。ただ、その内容だけの検査では現状の把握のみで、投資として従業員の健康を考えるのであるなら、検査だけでは足りず、健康をつくるための手段がありません。
健康を経営して投資をするのに、過去のデータ(健康診断の結果)だけでは何も変われません。結果から考えられる健康リスクに対して、リスクを下げることができる方法を検討し、対処できるようになことが、健康を経営する企業として会社と従業員が取り組む課題が投資につながります。
健康への投資を安心してできるように、健康に関連する論文やデータを常に取り入れ、健康を心身のリスクを予防的観点で、運動や生活習慣(食事・睡眠)から健康支援を、心身機能回復からみる専門家の視点で提案しております。
オーダー・ヘルスケア・プログラム
健康ブームの現在は、様々なヘルス&キャリアプロモーションプログラムやプロジェクトがあります。私共では企業の状況と個人の健康の合わせたヘルスケアプログラムを提案します。
個々において、得意・不得意があると思いますが、健康を考える上で必要な知識を生活の中に取り入れ、無理なく健康を作れるように良い生活リズムを構築できれば、日々の仕事や生活が楽しく、潜在的な生産性を向上させ、会社の発展につながる仕組みとなればと考えています。
身体の専門家として「健康を考える」
Physical Therapist think of Healthcare
Body & Mind Healthcare from Medical Perspective 専門家の視点
リハビリテーションでは、専門職による評価とご本人様も目標に応じて期間を設定して、その目標達成のためのリハビリテーションプログラムを構築をいたします。目標の設定は、現実的かつ期間内で達成を可能とする見込みで立てるものであり、セラピストの評価が重要です。また、評価も重要ですが、ご本人の目標達成意欲が大きく結果が影響していると考えています。
リハビリテーションは、単に受動的に目標を達成するためのプログラムを行うのではなく、受ける側も目標をしっかりを理解した上でのプログラムの実行が大事になります。どんな事業や課題でも、個人またはグループとしての目標をしっかりを確認して、相互理解した上で行わないと、その事業や課題は未完成のまま完結してしまいます。
つまり、達成可能な目標の設定と未来の大きな目標を掲げ、その会社や個人の相互理解を深めるようにしていくことが、組織力を高めることにつながり、会社の成長につながると言うことになります。
その上で、健康経営(Health and Productivity)にリハビリテーション的思考を組み込むということは、単に「健康になる」という課題だけではなく、「健康」という会社と個人が取り組むべき事業を通して、心身の健康管理する力が個人のパフォーマンスを高めることになり、共有目標を達成すると言うことで組織力を強固なものに変わります。
もちろん、身体の専門家である理学療法士の視点としては「心身の健康」へのフォーカスは外せません。独自の心身健康アンケート(カラ・コロシート)から予測される身体リスクやストレス負担、睡眠状態を分析し、ストレッチや運動を中心としたプログラム、マインドフルネスなどを用いて、健康状態を改善を試みます。また、体調不良要因を不足栄養素から予測して行う未病診断(HQCチェック)を用いるなど多角的アプローチで健康維持・向上を行います。
療法士は、個人や組織の生活習慣を考え、無理なく、楽しく幸せに仕事や生活を送るために気軽に向き合える存在であると思います。ヘルス・プロモーションを考え、健康への投資方法を作りあげていきます。
Health Management & Strategy ーリハビリ専門家の健康戦略ー
日本の医療保険制度は、診断を行いEBM(Evidence Based Medicine:エビデンスに基づいた医療)による疾患加療をで成り立っています。また、これまでの労働衛生は健康管理としては、病気になりやすい人の選出していることです。
しかし、会社にとって貢献してくれている人材とは、心身の健康自己管理のできている方です。その上で、個別の能力の発揮があるのですが、その基盤は健康であるという事が必要不可欠な材料になります。健康を管理できる社員がどれだけいると会社にとっても大きな利益につながるのです。
これからの健康経営戦略は、企業経営の「健康」とは、ゼロ次予防が重要ではないかと考えています。社員一人一人による個人の問題ではなく、会社と社員の共通目的として取り組まなければならないミッションでもあるのです。
もちろん、様々な健康リスク予備軍に対して、予防や健康対策を重要になりますが、このリスク予備軍にならないように、よい生活習慣への理解や就業の在り方にまで関わる会社が、社員に対して優良な福利厚生としてあるべきものであり、会社資産にもなるのです。
あれこれ修正のではなく、リハビリテーション的な思考にもあるのですが、『現在、できているよいところを評価して、良いところを伸ばす』この考えを大事にしていきます。良い点を探索し、評価していくことでも、問題となる課題はしっかりと浮かび上がってきます。人間は悪いところにどうしても視点を持っていかれますが、良い点から修正を図るという視点こそ、効果的な健康経営ができると考えています。
リハビリテーション的思考からのアプローチは、就業の在り方、職場環境の見直しを会社とともに社員が考えられる場に参加させることになります。これは、ゼロ次予防を踏まえた健康管理にもつながります。
なぜなら、自分たちの働き方を考えることが、会社を良いものにするということになります。また、社員の生産性を高めることにつながり、会社の質を上がることになります。そして、社員はセルフケアを学ぶと同時にマネジメントを知ることなり、仕事へのやりがいや仕事によるストレス耐性を強化していくことになります。
社員たちのよいところを更に伸ばしていくことで、社員の社会的・身体的・心理的健康セルフケア能力は更に向上し、社員の生産性・人間性が高まり、組織の実力を高め流ことにつながります。社員のセルフマネジメントが企業マネジメントに直結すると考えています。